昔懐かしい雰囲気がステキ!日本にある最古の旅館3選
ここ日本は古い寺院で有名ですが、世界最古ともいわれる旅館があることをご存知でしょうか?千年近く営業を続けている以下の3つの旅館は、世界最古の宿泊施設であるのみならず、世界最古の企業でもあるのです!
西山温泉 慶雲館(山梨県)
1300年以上の歴史を誇る西山温泉 慶雲館は、世界最古の温泉旅館で、ギネスブックにも「世界最古のホテル」として登録されています。慶雲年間(西暦704年〜708年)の慶雲2年(西暦705年)に建てられたエレガントな温泉旅館で、日本アルプスの麓の山梨県に位置します。
慶雲館の名は、藤原真人が慶雲年間に設立した学舎に由来しており、武士や将軍、役人や天皇のお気に入りの場所として長年親しまれてきました。創業以来、同じ家族によって52代にわたり受け継がれてきたこの素晴らしい宿の、歴史と揺るぎないおもてなしを、ぜひともご体験ください。
千年の湯古まん(兵庫県)
千年の湯古まんは、兵庫県の有名な保養地・城崎温泉にある素晴らしい温泉旅館です。典型的な木造建築を利用した古い宿で、2017年に創業1300年を迎えた世界で2番目に古いホテルとなっています。
温泉街での宿泊にぴったりな宿で、畳敷きの伝統的なお部屋や懐石料理を楽しめます。すべてのお部屋は伝統的な茶室風で、洗練された雰囲気に浸ることができます。宿は市街の中心部にありますので、城崎温泉の有名な7つの温泉巡りにもぴったりです。
法師(石川県)
法師は、石川県小松市の粟津温泉にある伝統的な旅館です。718年創業の古い宿で、日本および世界で3番目に古い宿となっています。この宿は古いだけでなく、伝説に彩られています。
伝承によると、白山の神がある僧の夢枕に立ち、近くの村で温泉を掘るようにと告げられたそうです。温泉を掘り当てた僧は、弟子の雅亮法師に温泉宿を建立させ、その湯守りを任せました。それ以来、法師家は46代にわたって小松市にあるこの宿を所有・経営しています。
滞在中は、伝統的な日本庭園を散策したり、大浴場と露天風呂で温泉を楽しんだり、浴衣を着てリラックスしたりするのがおすすめです。